サーラ・ヴェグナートさん介護スキャンダルの顛末を語る――介護職員のサーラさんが石を投げて、それが思いがけず大きな波紋になって、 最後には、スウェーデンのすべての介護職場に内部告発を奨励する法律を作るほどにまで、 社会が反応した事に興味があります。あの介護スキャンダルは、なぜあんなに大ごとになったのか、 最初に一石投じたサーラさん自身から聞きたいのです。 サーラ 私がやったことは、本当にタイミングが良かっただけです。 1980年代の終わりから90年の初め頃、スウェーデンは福祉のお金を削らなければならなくなった。 人手を削った。失業率は高まり、みんな福祉の質が落ちることはわかっていた。でも誰もいえなかった。 そんな中で民営化が始まり、みんなの鬱憤はたまっていた。だから、 私がテレビ局のマイクに向かってちょっと実情を話したら、「ここもそうだ、あそこもそうだ」となった。 ちょうどいい時期だったのです。 詳しくはPDFにて |